2018年10月のブログ記事

  • 永淵閑ブログ11 9対1

    戦国時代のお百姓さんは、自分の土地を支配しているA殿様の城、あるいは砦が隣国B国の兵隊に囲まれ、戦争をしていても、すぐそばで畑仕事をしていた。お百姓さんの関心は、畑が荒らされないことで、どちらが勝っても関係ない、という気持ちだったようだ。このときの人口比は、お百姓さん9に対して殿様たちの武士は1で... 続きをみる

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  • 永淵閑ブログ10 30年後のセカイから現在を観る

    ときどき、私の眼は30年後に飛ぶ。そこから現在の私や、日本や、世界を観る。 つまり、体験から観るのではなく、歴史から現在を観る。 ほとんど、夜明けに観る夢の中が多いのだが、バスに乗っているときも、歩いているときも、そういうことが起きる。 そういう眼で観ると、私は愚者だな! と実感する。 感情や欲望... 続きをみる

  • 永淵閑ブログ6 日本一時帰国

    この秋、目の手術と資料収集のため、日本にもどります。 今年の12月までの予定で、「IB紀行 第1巻」を書いていますが、取材と関係図書を購入することが大切な用事です。それがIB、つまり国際バカロレアの授業に影響します。よりよい授業を行なうためには、時間とお金をかける必要があるでしょう。 それに、親し... 続きをみる

  • 見る、観る、と空観

    これまで「見る」と「観る」を区別して書いてきた。「見る」は自然に目に入る現象世界をみている状態の意味で使ってきた。つまり、いわゆる五感の視覚の対象世界である。 「観る」はその目の前にある対象のウラにある本質世界をみるときに使ってきた。つまり、現象世界をみるときは「見る」、本質世界をみるときは「観る... 続きをみる

  • History とは His Story ? 愚者と知者

    記憶で書くと、愚者は経験でおしゃべりし、知者は歴史を基盤にして黙思する。 これを読んだとき、ちょうど、古代ローマ帝国について書かれた塩野七海著「ローマ人の物語」全43冊を読んでいた。以来、現代の国際政治状況を考えるとき、つねに、古代ローマ帝国の興亡ではどうだったかな、と考えるようになった。私は知者... 続きをみる

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  • 永淵閑 略歴と著書

    略歴:永淵閑 Kan S. Nagafuchi  教員・作家 オーストラリアのシドニー在住。東京生まれ、東京学芸大学卒業。主たる仕事はモノカキ。シドニーの大学でライティングを主にした日本語学科元教員。現在、IB授業をシドニーのハイスクールで受け持ち、さらに、オンラインで「閑塾」を主宰し、「IB組」... 続きをみる

  • 「世間虚仮(せけんこけ)」とは

    「世間虚仮」という言葉がある。この現象世界は仮の現象であって、その現象世界での感情や欲望に追い回されて一生を過ごすのは嫌だな、と若い時から思って過ごしてきた。タンジブル(tangible)という英語もある。触知できるもの、つまり五感で感じる世界である。見て、聴いて、触って、嗅いで、味わって、つまり... 続きをみる

  • 「IB紀行」執筆始まる

    「IB紀行」第1巻の執筆をはじめました。 出版は、2019年の1月から3月ぐらいを予定しています。 これまで、IB関連の本は、「国際バカロレアと点才教育」、「国際バカロレア満点獲得教員の授業メモ」、「IB高校生が書いた本」(指導・監修・所感)、「日本語ライティング」、と4冊ありますが、「IB紀行」... 続きをみる

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  • 「IB高校生が書いた本」が出版される

    o1/10/2018 筆者の生徒のIB生が書いた本が電子書籍で出版されました。近日中に、POD(Print On Demand 印刷本)でも出版されます。これは、45満点中43点という好成績をおさめたIB生が書いたドラフトを集めたものです。 日本語AのDPのドラフトほか、英語、数学、ビジネスなど、... 続きをみる

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