永淵閑ブログ20 月下美人と強欲ゴン

強欲ゴンについての逮捕のニュースはだんだん静かになってきたが、世の中を動かしているのはこのような強欲人たちなのだろう。強欲は地獄を招く、とイエスは言っていなかったかな? あの顔を見て、強欲とおもわない日本人がいるのかな。あのゴンを評価する強欲人間が日本にはいるのかな。利権がからんでいるのかな。顔見れば、その中身があきらかにわかる、とおもうのだが。


ところで、今は2018年12月15日(土)の午後3時だが、遠雷が近づいてきている。つぎの本「IB紀行 宮澤賢治の「哲学する!」を旅する」の最終章をほぼ今朝、6時間ほどかけて書き終えた。計、約10万字である。日本から戻ってきてからの1カ月ほど、書きに書いた。一気に体力をなくし、4-5歳は老けた。しかしながら、いまの私が書ける構成と内容になった満足感はある。これから数カ月かけて、推敲していく。


再び、ところで。遠雷がどんどん近づいてきている。10升で120ドル、約1万2千円のお酒を飲みながら、フロントヤードの月下美人、サボテンの一種、の花が、何回か小雨が降る出した庭に出て観て、今夜か明日の晩には咲くだろうとおもっている。3つの鉢植えの月下美人の花、12の大きな蕾が頭を上げだしている。夜中に咲く月下美人は、その前に、内部のたまったエネルギーに耐えられず、蕾から花開く瞬間の直前まで、首をゆるやかに振り、ぶるぶる震え、そして最後にはポンという音と同時に花開く。その瞬間、その花の強い香が拡がってくる。


私は、独り、暗闇に立ち、日本酒を飲みながら、立ち会う。その幸せな瞬間は刹那である。それに今夜か明日の晩に立ち会えるというのは幸せなことである。
雨風が近づいてきた。おしまい。