永淵閑ブログ17 IB(国際バカロレア)紀行と洗脳ドレイ

IB教員としての立場上の義務を考え、現在、「IB紀行1--宮澤賢治の「哲学する」を旅する」、というタイトルで毎日、新しい本を書き続けている。この本は、元々は、IB生にはコメンタリー(評論)を書くように求めていながら、私はIB生が参考とするコメンタリーを公開していないことに負い目を数年前から感じていたので、書きはじめたものである。これは12月末までで10万字(原稿用紙で250枚)ほどの原稿枚数になる予定である。現在、8万字ぐらいまできている。来年1月末までには出版社に入稿できそうである。


この本を最終的に出版しようと決断したのは、閑塾の「IB教員養成クラス」で勉強している現役の40代の国語教員の熱心さに応える必要を感じたためである。この方は、きっと、将来のIB日本語教員のリーダーとなっているのではないだろうか、と期待している。彼のコメンタリーが15とか20ほど集まったら、それも公開できるだけの質と内容をもつものが集まったら、知玄舎という出版社に私が監修者として加わるという責任を負ってお願いしようと考えている。


日本は、海外で日本の教育をみていると、後進国だな!という想いをもつことが多い。特に、IBに関してはまったく遅れをとっている。10年後ぐらいには、政界、官界、教育界、財界、メディア界などのトプの人材は、外国人だらけになり、日本人は彼らに使われる洗脳されたドレイのような使用人になりかねない、と危惧している。それが日本人の望みだろうか、という想いがある。そのため、現状を知っていただくためにも、上記の本を書いて出版する必要を感じている。わが祖国が、洗脳ドレイ国にならないことを祈る。